看護師の中には、生活リズムの乱れで悩む人が多いようだ。
これは看護師には夜勤や宿直の仕事があって、勤務体系が不規則であることが理由となっている。
看護師は長時間の勤務などにより生活リズムを一定に保つことが難しく、そのために身体に様々な不調があらわれることになる。
人間の身体には積極的に活動する際に働く交感神経と、休息時に働く副交感神経が備わっているのだが、生活リズムが乱れるとこれらの切り替えを適切に行うことができなくなり、様々な不具合が発生するのだ。
生活リズムの乱れを改善するためには、できる限り規則的な食事と生活を心がけることが効果的な対策となる。
人間の体の中には体内時計と呼ばれる器官があり、時間を把握することができるとされている。
体内時計は朝日を浴びることでリセットされるため、毎朝決まった時間に起きて軽い運動などを行うことで、生活のリズムを整えることができるのだ。
看護師の場合には毎日続けることは難しいかもしれないが、できる範囲内で取り組むことで一定の効果が得られるだろう。
生活リズムの乱れが深刻な場合には、より良い環境を求めて転職することが必要かもしれない。
例えば看護師の数が多い大病院であれば勤務体系にゆとりがあるため、夜勤や宿直の回数が少なくなり規則的な生活が送りやすくなる。
あるいは夜勤の無い、日勤のみの転職先を探すという方法もある。
入院患者を取り扱わない外来診療のみのクリニックや、嘱託医が常駐する大規模な企業、あるいは医療に関する研究機関などであれば、規則的な勤務が可能になるだろう。